表面の仕上げ特徴と製造法の概要
名称 |
特徴 |
製造法の概要 |
No.1 |
光沢のない銀白色表面のキメはやや荒い |
熱間圧延後、熱処理、酸洗またはこれに準ずる仕上げ |
2D |
304は鈍い光沢面。430はかなりの光沢面 |
冷間圧延後、熱処理、酸洗またはこれに準ずる仕上げ |
2B |
2Dよりも光沢がさらに良好な表面 |
2D製品に適当な光沢を与える程度の軽い冷間圧延を 施す |
BA |
冷間圧延で得られる表面に近い鏡面状光沢面 |
冷間圧延光輝焼鈍を施す |
#400 |
#400仕上げ |
2Dまたは2B仕上げ材を400番の砥粒の研磨ベルトで 研磨したもの |
HL |
連続目の研磨仕上げ |
適当な粒度の研磨材で連続したみがき目がつくよう 研磨する(♯150~♯240) |
#700 (7BM) |
高度の反射率をもつ準鏡面仕上げ(研磨目あり) |
きれいにグラインダーをかけた面を、 600番の回転バフにより研磨したもの |
#800 |
最も反射率の高い鏡面仕上げ(研磨目なし) |
順々に細かい粒度の研磨材で研磨した後、 鏡面用バフにより研磨したもの |
SUS304の材料で、主に在庫品としてご用意してる4種類をご紹介します。
即納品としてご用意できる厚みは限られますが、お探しの物がございましたら、その都度お問い合わせください。
SUS304-2Bは素材のままとなりますので、
建材等で表面に拘らない目的で使用されます。
単価も一番安価となります。
厚みも0.3mmから5mmぐらいまでご用意できます。
SUS304-#400は装飾品や台所回り等に使用されます。
厚みは0.5mmから3mmぐらいまでです。
SUS304-HLは装飾品や台所回り、ネームプレート等に使用されます。
厚みは0.5mmから3mmぐらいまでです。
SUS304-7BMは鏡面になりますので、ダンススタジオ等、
鏡変わりに使用されます。
厚みは0.5mmから2mmまでです。
切断方法
特にご指定が無い場合はほとんどがシャーリング切断となります。
シャーリング
切断公差 ±1.0mm 但し、厚みによって異なります。
厚み~16mmまで。但しカエリ(ダレ)出る。
銘板(ネームプレート・表札等)にご使用される場合は、
四方カエリ裏切りにされるか、カエリの出ないレーザー切りを
お勧めします。
追加加工で面取りもできますが、厚みによってはできない場合も
ございます。
レーザー
切断公差 ±0.2mm 但し、厚みによって異なります。
厚み~30mm。レーザーの最初と最後の部分の跡が残ります。
また、レーザーが走った後は黒く焼けた跡が残ります。
正確な寸法を求められる方はお勧めします。
ノコ
切断公差 ±0.2mm 但し、厚みによって異なります。
厚み5.0mm~ 切断面ののこぎり跡が残ります。