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ステンレス豆知識

SUS304の定義

またSUS304は、18Cr-8Niで、オーステナイト系ステンレスに属するもので、一般建材用に使用されている代表的な鋼種です。

2相ステンレス鋼の特徴

2相ステンレス鋼の厚板は、金属組織の異方性が著しく大きいため、冷間圧延加工が極めて困難ではあるが、2相ステンレス鋼の特徴として強度と延性を兼ね備えた理想の材料に近い存在といえる。

マルテンサイトステンレス鋼の特徴

耐食性などに優れていることから、刃物などに使用され高強度部機械部品などにも使われています。

フェライトステンレス鋼の特徴

成形加工部品一般に使用されているフェライトステンレス鋼は耐応腐食割れ性に優れています。

ステンレス鋼の用途と製品

ステンレスの耐食性を生かした製品として、

  • 家電品、台所用品(電気洗濯機、冷蔵庫、流し台、魔法瓶、食器など)
  • 建築、土木(電気温水器、太陽熱温水器、配管、建設屋機材)
  • 産業機械(原子力発電機器、化学プラント部品、精密機器)
  • 輸送機器(自動車、鉄道車両、マフラーなどの自動車部品)

などがあります。

ステンレスの強度、硬度を利用した製品として、

  • 家電品、台所用品(刃物、大具道具、エクステリア、ビール樽)
  • 建築、土木(水槽、ばね、パルプ、エスカレーター、油井菅など)
  • 産業機械(大型ポンプ、水車、濾過機、蒸気タービン)
  • 輸送機器(船舶部品、オートバイ部品、ばね、弁座)

などがあります。

ステンレスの非磁性、低温強度を利用した製品として、
超電導製品、医療機器、IT部品、特殊兵器、極低温部品、ケミカル、LPGタンカーなどがあります。

ステンレス鋼SUS304が電気・電子部品にむいていない理由

腐食変色防止の観点からは、ステンレス鋼SUS304は家庭用電気差込プラグにむいていますが、オーステナイト系ステンレス鋼SUS304は純銅に比べ、電気伝導度が非常に劣り、電気抵抗率も純銅の100倍で、ステンレス鋼SUS304の表面には高抵抗性の不動態皮膜や酸化膜が存在し部品間の接触抵抗も多くなり、ジュール熱が発生して非常に危険です。

ステンレス鋼のプレス加工性

一般的なプレス加工には次のものがあります。

・ 絞り成形性
材料が絞り方向に引っ張られ、円周方向に圧縮されるのでランクフォード値(引張力による、幅方向と厚板方向の厚板減少の比率)が大きいほど加工性に優れます。
・張り出し成形性
板に引張応力のみが働くので、加工硬化により材料の局部変形を防止され均一変形が容易となるので、加工硬化指数が大きい材料ほど、成形性に優れます。
・曲げ成形性
曲げ中心の外側が引っ張られ、内側が圧縮されるので、曲げ加工内径が小さいほど厳しい加工となります。伸びやすい材料がこの成形にむいています。
  • オーステナイト系ステンレス鋼は加工硬化指数が大きいので張り出し成形や曲げ加工に最適です。
  • フェライト系ステンレス鋼は、ランクフォード値が大きいので絞り成形に最適です。

ステンレス鋼の腐食変色(もらい錆)

ステンレス鋼製台所流し台は錆びにくいと一般的に言われていますが、まれに腐食変色が見られます。これらの主な原因は缶詰や包丁、醤油や腐敗した食品からの“もらい錆”と考えられます。

付着物との隙間がなくなり酸素供給量が不足する。
また缶詰や包丁から発生した鉄錆がステンレスに付着し酸素欠乏を助長する。

不動態皮膜(含水クロム酸化物)が不安定になる。

そこへ塩化物イオンや硫黄イオンが付着すると不動態皮膜が破壊される。

腐食した下地を放置すると腐食破損が継続し、最終的に変色する。
最悪の場合、穴損傷に発展する恐れもあります。

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